・散歩
自宅→亀戸→東あずま→小村井→曳舟→白鬚橋→三ノ輪→町屋→王子のオーケー→王子→飛鳥山公園→滝野川→新庚申塚→染井霊園→駒込→本駒込→千駄木→谷中霊園外周→上野公園→上野→御徒町→蔵前→浅草橋→浜町→清洲橋→清澄白河→石島→帰宅
・尾行
上野公園外周を歩いている時目の前にそこそこイケメンだけど彼女連れじゃない20代後半くらいの男性がいた。無精髭をはやしていてノーマスク。
その人の行動がちょっとばかり気になったので尾行をしてしまった。
でもこれは結構新鮮なのだ。
自分が普段歩かないルートを歩くことになるからいつもの街の意外な一面を知ることができる。
彼は人だかりを好んで移動していたように思えたけど目的地への最短ルートを辿っているだけだろう。
少しばかり行列ができることになる外で買うタイプの鯛焼き(想像)みたいなスイーツを買っていた。
彼は運良く行列が本格的になる前にさくっと滑り込めてラッキーだった。
俺は近くでジャッジアイズのキムタクのようにスマホを見るふりをしていた。
それからアメ横のめちゃくちゃ混んでいる昼間から飲んだくれてる連中がいるとこを横切りそのまま通りへ抜け彼の住む結構家賃高そうなマンションに吸い込まれていった。
独身貴族の休日散歩。
やっぱり一人は目立つ。
俺が尾けたのも彼が町中で珍しい存在だったからだ。
若くてイケメンで格好も普通。
そういう普通の人の日曜日は隣に彼女やら妻やらがいるのが通常だ。
しかし彼はそんなのもおらず、渋滞お越し気味の団子になってくっちゃべりながら歩いているその他大勢を時にかき分け時に歩調をノーマルに戻したりしながら街を闊歩していた。お気に入りの鯛焼屋でおやつを購入して帰宅。帰宅後のんびりと舌鼓を打つことだろう、一人で。
しかしなぜこういう属性の人間は少数派なんだろう。もうちょっと群れじゃなく一匹狼がいてもいいじゃないかというくらい一匹狼は不足している。
そこが残念だ。
以上
1年前