iPhone落札したら個人情報が残されたままだった。
以前にも同じようなことがあった。
極稀にヤフオクでPC買い漁っていた時にもあった。
前のiPhoneの持ち主は写真は保存したエロ画像まみれ、大量のPornHubのタブという煩悩の塊のような内容で吐き気がした。
今回の人は現在29歳。このスマホで初めて撮影したのが17歳の時(と思ったけどスマホの発売日より前だから中学生とかか、iCloudでデータ移行とかしてたんだろうな)、それから6年間、時が経過している、削除したのか違う機種でも使っていたんだろうか。でも俺もそんな感じだった。2015年12月にいくつか撮影しただけで、2019年くらいから散歩中に写真を撮るようになってからめちゃくちゃ増えた。年単位で全く写真を撮らない空白の期間があった。
うっかり覗いてしまったGOOGLEアカウントから女性と判明。でも開くんじゃなかった。メールの内容は本当に覗いてない。セキュリティ通知がきて後々面倒なことになるんじゃないかと思ったからだ。もう遅いけど。開かれているタブをお気に入りに追加して履歴キャッシュクッキー全削除。これでGOOGLE系サービスから全部ログアウト。もう覗き見ることはできない。
写真にあるのは風景写真と今66歳くらいの二人組男性歌手の顔がかっこいい方の若い頃の写真(結構はまっている(いた)感じ)だったり小公女セーラとかポリアンナ物語みたいな昔のアニメだったり昔の特撮写真だったり。枚数はそれなりにあるけど俺と比べたら圧倒的に少ない。2022年で終わっていた。レトロが好きなんだと思った。お若いのに。人が写っている写真もあったが全体の1,2%くらいだった。自分の世界をに大切にしている人なんだと思った。
本がないならブログを読んだほうがいいみたいなのがブックマークされていたり、フォロワーが10人しかいないどこでここ見つけたんだ?という地域コミュニティサイトとかのブックマークがある。
最初FC2があったからエロ系かと思いきやFC2ブログだった。
他人の人生の記録のごく一部を見ているだけで、不思議なことに胸がじんわりしてきた。理屈はわからない。会ったことも顔も見たこともない他人のデータを見ているだけで勝手に想像する。
高校生の時に親に買ってもらって高台から地元の写真をきっと撮影したんだろうな、その時どんな気持ちだったんだろう、やっぱり嬉しかったのかなとかお気に入りの昭和の歌手や昔の特撮の資料をスマホで撮影して残している時にきっと夢中になっていたんだろうなとか物語を勝手に作る。
この人はその時代に流行っていた歌手やアニメよりも20年、30年古い時代の人、作品に興味を持ったきっかけはなんなんだろう?やたら古びた自販機をコレクションのように写真に残していってる・・・やっぱりこの人はレトロなものがすごい好きなんだなぁとか何故か感動している自分がいる。
どちらかというとウェ~イ系じゃない俺側の人間なのは感じる。自分ひとりの世界の中でそれなりに楽しさ、幸せを感じるタイプ。孤独だけど、それはそれで楽しい。いや、ここまではいきすぎか。俺が普段誰とも接していない反動で感動しているというのもある。価値観がちょっと似通っている仲間を見つけた気がして。
人と接していない反動か。趣味の合う人と関わりたいかもとか昔ブログに書いていたけど、それもいつかなくなった。でもやっぱり楽しんだろうな。
でも他人のデータをただ覗き見るのは間接的に一方的にリアルでなく接してはいる(つもり)ので性質が違う。
本来見られる意図がないもの、見られたくないものを見ているので一方で罪悪感も感じている。見てはいけないものを見ている。最初はまずいんじゃないかと思った。けど時間が経つに連れてその感覚も薄れてきた。
そして仲間意識すら持つに至り感動すらしている。
俺は異常者なのか?
でもLINEとGmailは中身を全く見ずにアプリ削除しました。