今日差し歯を入れたのだが、異様にテンションが落ちた。
テンションが落ちすぎて、最後のありがとうございます・・すら呂律が回らなくてかみまくってもはや別の言葉になってた。そのまま逃げるように退散。
金属とは聞いていたけれど思った以上に金属だった。
それが俺の奥歯とも前歯ともつかない歯にくっついている。
笑うと端っこにきらりんと光っている。
正直やっちまったと思った。
結構目立つ。笑う時に思い切り笑えないかもしれない。
また一つコンプレックスを抱えながら生きていくのかと思ったら魂抜け抜け君になった。
絶対白いほうが良かった。
だが、保険適用だとメタルになる。
白いやつだと10倍で1本5,6万。
いきなり言われたもんだから、金の関係でメタル一択と思ったが、いざ入れてみるとやっちゃった感が半端ない。
せめて、一旦ペンディングにすべきだった。
ちゃんと悩むべきだった。
金銭面だけじゃなくて、審美面も加えた両観点から天秤にかけるべきだった。
いきなり言われたもんだから面食らって金のことだけ考えてメタルの差し歯にしたが、もっと悩んでから決断すべきだった。歯科医院の都合に配慮なんかしないで。
決断は早ければ早いほうがいい。ただ深く考えずに決断するのも駄目らしい。
当たり前のことかもしれないけれど、ふいうちでその決断すべき場面に出くわした時、俺はあたふたしてしまい、浅い段階でしか考えられないうちに答えを出してしまった。
これまでの浅い人生の中でもこういうことは何度かあった。
一旦持ち帰って総合的な観点から検討すべきなのに、頭の中にドラクエの選択肢のように「はい」「いいえ」しかなくなり、「保留で」という選択肢が浮かばない。
ちょっと待った!
が言えない。
もちろん言えないパターンやシチュエーションのときもあるだろう。
だが、今回は患者としての立場なので、医院側の都合より患者の意志が優先される。
だから、言えるパターンのほう。次回までに決めさせてくださいと言えるパターン。
やっぱ会話経験値やコミュ力レベルのなさ故なのか。社会経験がないことも大いに影響していると思う。
またこのようなパターンがあったら同じ轍を踏むだろう。
なぜなら、こういうことは稀にしかないので次回が来るころにはこの教訓は忘れているだろうし、次回もどうせテンパって浅い思考のまま決断するであろうということが明白だからである。