完璧主義って損だよな。
恵まれた面を数えるんじゃなくて欠けている面を数える。
完璧超人なんて無理だ。
目指すのはいいが、決してなれない。
完璧を演じてもキツイだけ。
だから、2枚目キャラより3枚目キャラのほうが全然楽そうだ。
ネットでイケメンの生態を調べてみたことがあった。
彼らは容姿の高さから最初から見られるハードルが高いらしい。
イケメンだからできて当然とか、減点法で数えられるとか。
だから油断できないらしい。
街で見かけたイケメンオーラを身にまとった男が自然体じゃなく思えるのはそういう理由からだろうか。
しかしクリーチャーだと、そんな心配はご無用。
悪目立ちの心配は人一倍している。
でもコンプレックスに関しては完璧主義になっている俺ガイル。
なぜなんだ。
数値を測って平均との乖離率に辟易する。
別に平均とかどーでもよかったら気にすることはない。
平均=完璧という刷り込み。
平均からの盛大な外れっぷりに落ち込む。
これに取り憑かれて死にたくなるのはなぜだろう。
俺と同じコンプを持っている人たち(特に女性)。
彼ら彼女らは自分の容姿を必要以上に気にしている様子だった。
特にトラウマエピソードは酷いものばかりだった。
女性に向かってコンプレックスを刺激するような発言は絶対にするまいと心に誓った。
俺のように心無い陰口の餌食になり、トラウマを抱えて生きている人も俺と同じ苦しみを抱えて生きているということがありありとわかった。
でもその一方で明るく前向きに生きている人もいた。
コンプレックスは基本一生モノ。
完璧にはなれない。
生まれ持ったものだからしょうがない。
運命のカードの引きの悪さを呪ってもしょうがない。
すでに引いてしまったカードで生きていくしかない。
コンプレックスに打ちのめされている状況はちょっとはマシになった。
虚勢を張ったような書き方になってはいるが、どん底にいると前向きな内容すら書けなくなる。
どん底から浮上したことは実感している。