・まだ結婚できない男
の見逃し配信を見た。
感想→なんかこれじゃない感がある。
なんか狙って滑ってる感じがした。最初の地鎮祭の家族とのやり取りや吉田羊との初対面の時に桑野さんあそこまで言うかと思った。偏屈というかもう発達障害かと。
吉田羊との初やり取りのときも違和感があった。
前の夏川結衣との出会いのときは体調不良で切羽詰まった状態だったので初対面で地が出ちゃっても違和感がさほどないし相手が友達（尾美としのり）の知り合い（同僚？）ということもあったのでそれほど不自然な感じがなかったけど、今回の吉田羊はそういうのがなく完全な赤の他人。なのに夏川以上にズケズケ言ってて、え・・・と思った。
けど、前作6話でのおがくずの件で全くの赤の他人を（手が滑って結果的に）殴ったのに「大丈夫血出てないから・・・」という下りを思い出して桑野さんってこういう人間だったなと思い直した。
こういう意見は多いらしいけどやっぱ吉田羊の声が夏川結衣そっくりだしキャラや仕草も驚くほど似ている。というか完全に顔の違う同じキャラだ。夏川の弁護士版。
でも吉田羊の演技は意外と良かった。顔があまり好きなタイプでなくこの人出んのかよ・・・と思ってたけど演技は安心して見れる。
それでも久々の結婚できない男なので旧キャスト（家族とか英治）には愛着があるし、次も見るだろう。
1話に関して言えば、前作の流れが神すぎた（ベランダ往復のくだりとかけつ丸出し衝撃のラストとか）ので落ちるのはしょうがなかろう。でも最初のナレーションとか最後の桑野の演説とかなんか全体的に「重い」んだよね。かたっ苦しくテーマなんて設けなくてもいいのに。
前作が思い出補正で好評価のバイアスがかかっているだけだろうか。
ちなみに前作は9回（全12話を9周）は見たけど13年経つと流石に忘れている。
録画したやつがHDDに保管されていて今見てるけど当たり前だけど全員若い。
5話まで見て思ったのは、国仲涼子と夏川結衣が親友ってレベルで仲良しだったことだ。俺が若い頃に見た時（2006年）は桑野の奇行や金田更新してるとかバーの下りとか（今みるとでかすぎてベッドにおさまりきらない阿部寛を見ているだけで面白い）に着目していたけど、みちるのマンションでお泊りしたりとかすごい親密でなんかそのへんがほっこりした。
前作を見ていて感じるのは、「ひとりで楽しむ」と「大勢で楽しむ」この2つの姿が桑野とその他の人々を通して対照的に描かれている点だ。
若い頃は特にふ～んという感じだったけど、「ひとりで楽しむ」人生を選択した今の俺を通してみるとなんかところどころ見ていて胸に刺さる（笑）←国仲涼子とか夏川結衣が阿部寛（桑野）を遠目や影でディスってるシーンとか見て。
若い頃俺はもちろん桑野側の人間だなぁどちらかというと・・・と思っていたけど、おっさんになった今やっぱり桑野側だった。俺は結婚できない男であると同時に結婚しない男だ。一生ボッチだから結婚しようがない。今日も女の肩に手を乗せながら歩いている男がいたけど、こういう光景を見ても嫉妬というか不思議のほうが大きくなった。そんなに女が好きなのかこの男は？きっと女好きなやつなんだと思った。
でも各年代別の既婚率を見てみると未だ結婚している側の人間のほうが圧倒的に多い。昔に撮りためたザ・ノンフィクションの男と女系の話を最近見たけど、うわ・・・と思った。相手に言うのを我慢していると、ある時爆発してその結果特大地雷を踏み離婚の危機。かと思うと、ひたすら女に尽くせば、それが重い、監督されているようで嫌、ストレスに感じると言われる。
結局あの解決BGMのサンサーラが流れて最後は円満でしたとなったけど、好況不況のリズムのようにそれが死ぬまで繰り返される。家庭内の景気が冷え込んでは回復してを繰り返す。俺の家庭がそうだった。そして俺はそういうのはゴメンだと思ってしまう。
だから、なんで女を作ったり家族を作ったりするんだろう？という疑問すらある。カップルや熟年夫婦の価値観の違いによる小さな衝突を見ていると、おまえら価値観が似通ってるから付き合ったり結婚したんじゃねーのと思ってしまう。でも恋の熱が冷めてからそういうの（価値観がよく考えてみると違うとか相手の嫌な部分とか）
が見えてくんのかなぁ？そういうのを帳消しにする恋というのは相当人を浮かれさせるのであろうか。
まぁしないからどうでもいいけど。一生酒を飲まない人がいる。一生タバコを吸わない人がいる。
それは普通だ。
でも、一生女と付き合わない男がいる。
かと聞かれれば、いねーよと普通は答える。
俺は普通じゃねーからそれになる。
一生女と付き合わない男に俺はなる。
そう再確認した日。
・散歩
有楽町からのアキバ。
ラクビーゾーンに人がいっぱいいると思いきや今日試合だったんだね。全く興味ないからこれからも見ないけど。
以上
1年前
