退院してから1週間。風呂に入ったのは、3日くらい。
別に風呂に入っちゃいけませんよって医師に言われているわけでもなし。
ちなみに4泊5日の入院だったんだけど、その間一回も風呂に入ってない。
すると、別に入らなくていいじゃんってなる。
手術箇所が体のため、ただ単に面倒なのだ。
それに今は冬だから、汗も全然かかない。
しかし、入院中にいまだかつて体験していないことが起こった。
大したことじゃないんだけど、顔も洗ってないでベッドの上にずっといると、顔から出る皮脂の量が半端ないことになる。
というか、半端ないことになっているのに気付いたのが、右目に謎のしみるような痛みを感じたから。
後からわかったが、それは瞼の皮脂線から出た皮脂が目に微量ずつ流れ込んでいたものだった。(瞼をウェットティッシュで拭いたら治った)
それから顔だけは拭くようにしたが、なんせベットから起き上がるだけでも負担で患部に激痛が走るような状態だったから、イライラしてしょうがなかった。
普段の何気ない動作をするのに、動作を2,3に分解して行わないといけないストレス。
退院してからは動作制限は大分緩和されたが、それでも油断すると、こないだのような血腫発現という事態になって傷の治りの早さも、キズの綺麗さからも遠くなるので、結構厳し目の動作制限を課されている。
それも相まって風呂に入らない。
何をするにも細心の注意を要求される。
もちろん、風呂も患部に細心の注意を払い入ることになる。
しかし、顔から皮脂地獄を味わった身としては、傷にばっちぃ皮脂が入り込んで面倒なことになるんじゃないかという危惧も一方である。(医療従事者じゃないんで単なる憶測)
だから、できれば2日に1回は入りたいところ。
服を着る、服を脱ぐ、風呂に入る、布団に横たわる時、起き上がる時に神経質になる。
なんで、こんな苦労しなければならんのか。
(手術したから仕方がないということは置いておいて)
それは、一人だから。
もしも、嫁や恋人、友人、家族が身近に存在したならば俺はこんなに苦労することはない。
服を着るのも手伝ってくれるし、買い物を頼むこともできる。
また、お風呂で背中の1つでも流してもらえる。
今の俺ははっきり言って、けが人であり、身体機能は要介護のお年寄り同然。
まさかこんなところで友人や嫁や家族が欲しい思いをするとは思わなかった。
ヘルパーは金かかるし、そこまで手も足も出ないというわけでもなし。
不幸中の幸いなのは、俺が無職だということ。
買い物等以外の雑務以外は基本的に好き勝手に寝ていられる。
その気になれば一日中寝ていられる。
回復王である。
今は俺的に非常事態なので、資金の目減りとかはあまり気にならない。
まだ超絶貧困ドケチ生活していけば5年以上持つ貯金はあるというのも大きい。
そう考えると、明日食うにも困る状態だとしたらマジで地獄だわ。
こんな状態でバイトに行かなきゃならんのだから。
そして、この歳でありついているであろうバイトは肉体労働。
詰む。
いや、ホワイトカラーだとしても普通の人は皆働いているから、いつまでものん気に休んでもいられないか。
みんな大変だなぁ~(そのみんなから後にあの人大変だなぁ~と言われる状態に俺はなることだろう)
とは言え、主だったストレスなく療養生活を送れることは俺の今までの頑張りに感謝するところだ。
さて、今日は風呂入ろうと思ったけれど、シャンプーがもう切れ気味だったことを思い出した。
また入りたくなくなった。