休日の繁華街。
デートスポット、観光スポット、最近では桜スポットー
一人だと精神的にキツイものがある。
自分は自分、他人は他人と念仏のように唱えようとも、その圧倒的数量で圧殺される。
休日とそういうなんとかスポットが組み合わさると単独行動組は圧倒的少数派に押しやられるのだ。
そのエネルギッシュなプレッシャーに他人と比べませんよバリアがベリベリ剥がされていくのを感じたのが昨日。昨日は特にひどかった。この時期に発生する桜が見たくて見たくたまらないお花見軍団が大挙して代々木公園で大渋滞が起きていた。
こんな状態だと、自分が世界で一人だけのような錯覚に陥る。
こいういう時は隣にだれか都合がいい話し相手が欲しい。
気持ち的に手持ち無沙汰なのだ。
単独行動組と団体行動組が半々ならこんな気持ちにはならない。
団体行動組が圧倒的多数という状況ならこちらも団体の一員として行動したほうが精神的に楽だし、自然の流れに身を任せている心地よさを感じることができる。
裏返しで俺はいつも自然の流れに逆らうような人生を送っていたということになるし、その通りだと自覚している。
その隣にいる人だが、誰でもいい。
昔は家族と同居していて家族を利用すればてっとり早かったが、今はそういうわけにもいかない。
俺の学生時代は休日に家族とどこかに出かけず家でゲームばかりやってる子だったが、今更こんなないものねだりをするとは思わなかった。
人生昔と今とこれからで自分の気持ちがどう転ぶかわかったもんじゃない。
あまり後悔のないようにするにはいろいろ手をつけておくことが必要なのかもしれない。