特別な日というものがある。
今日もそんな日ではないだろうか。
しかし俺にとってはいつもと変わらぬただの1日だ。
スラダンの山王戦。
奇襲によりアリウープで湘北が先制点。
その後すかさず深津が返し「おなじ2点ピョン」と言い放つ。
(スラダンというのはスラムダンクというバスケット漫画。アリウープというのは空中でボールをキャッチしてそのままバスケットゴールに直接叩き込むっちゅー豪快な大技。深津というのは敵のキャプテンで妙に冷静なやつ。ピョンというのはそいつの語尾につく特に意味のない言葉(ござるみたいなもん)。2点というのはバスケットで点を決めると基本2点なため。普通のシュートは2点。ダンクも2点。アリウープも2点。庶民シュートも2点。フリースローは一投につき1点で遠くからシュートするスリーポイントは3点入る。)
アリウープで場内大盛り上がりでも2点
普通のシュートが入っても2点
同じ2点
同じ2点なのだ。
だから、クリスマスも何の変哲もない例えば11月26日とかでも同じ1日。
同じ1日なのだ。
どんなに盛り上がる1日でもいつもとおなじ1日である。
つまらない考え方のように思うがぼっちにとっては安定していてむしろ好都合。
こと無職の場合は、毎日が日曜日である。
平日と休日という区分けもない。
平らにならされた毎日(⇢平日)。これが無職の日々の捉え方である。
ぼっち要素が加味されれば盤石である。
事実、祝日にとにかく疎くなる。
街歩いていても普段と街の客層が違ってやっと祝日なんだと気づいたり、図書館やっていなくて、ああ・・・祝日だからかとその日日が暮れてから気づくこともある。
てか今日って祝日?昨日確か天皇誕生日だから振替で。
今日のローソン。
いつものおっさんと冴えない若者がレジやってたな。
結構な確率でいる女の子店員が綺麗サッパリいなかった。
ついでにクールな高身長フツメンくんも。
そういえば、未だに5chでモニター前のクリスマスケーキの写真を上げたり、正拳突きをするネット文化は続いているんだろうか。
でも、それって若さゆえのもんなんだろうな。
ファミリー視点からするとクリスマスプレゼントというイベントがあり、企業はクリスマス商戦と銘打ち、ここが稼ぎ時と宣伝に必死になる。
子供の頃にクリスマスプレンゼントが楽しみだったし、ケーキも買ってもらえるからクリスマスはとてもいい日だった。
しかし、その後その子どもたちの人生は様々に分岐し、彼女と楽しく過ごす日となる者、一人寂しくオナニーする者とに分かれていく。
しかし比べないことだ。
上と比較するから虚しくなる。
今日もただの1日。
そう思えばいい。
そう思うためには家から一歩も出ずにテレビや5chも開かないことだ。
そうすればいつもと同じ1日になり、なんとも思わなくなる。
さっさと布団に入って寝ることだ。
それがええ。