ひとりで若くして(年配の方と比べると)隠遁生活を送っている無職の男。
それが俺だ。
ひとりというのがポイント。
ひとりだけど全く人恋しくならない。
家族と一緒に暮らしているときも家族が正直邪魔だった。
居候させてもらうためあまり逆らわないでおこうとか妙に計算高かった。
家族を損得感情で考えていた。
利用している節すらあった。
どうだ最悪だろう。
もちろん感謝はしている。
それもしてもしきれない感謝。
家族のお金がなかったら俺は生きてこれなかった。
でも一緒にいたくはない。
ひとりのほうが気楽でいい。
協調性がもう皆無なんだろう。
コンプレックスというマイナス分に協調だの人間関係だのが全部吸い取られてしまっている気がする。
ひとりをマスターしているのか知らないけどひとりじゃないと落ち着かない。
あと人嫌い。主な理由は人と顔が違うから。
仲間意識を持てないし、君たちは君たちでやっていてくれと思う。
でもよかったと思う。
これまでのひとりの経験が俺を逆に救っている。
これがもし人好きで人と関わりたいのに関われなくて・・・みたいな思考回路だったら今の生活は絶望的だ。
人と関わる上で最低限必要な身だしなみに一切コストを払わないで済むのもむしろメリットだと考えている。人からどう思われてもいい。
こういうのも「慣れ」なのかね。
長らくこういう環境にいたからその環境に定着するように自分は無意識に変わっていったとする。いわばこれが当たり前になった。常識になった。
でもそれは世間の非常識。世間にでれば変人扱い。それでまた人を嫌いになる。そのスパイラル。
いずれにしても少数派は生きづらい世の中(リアル)である。
ならそんな生きづらい世の中に出ずにバーチャで仕事なりして気ままに生きるのが俺に適しているはず。
俺ははぐれメタルになる。(以下、イミフ)
多分俺ははぐれメタル並に希少価値は高い。
だって俺みたいな人って全然いないじゃん世の中。
経験値はゼロだけど。