・散歩
9時から東陽町あたりを散歩。
午前10時過ぎのイースト21のサミット内。
人がまばら。
そのまばらな人が皆店内を徘徊したり椅子に座ったりしている老人。
若い人はみな働きに出てるから自然とそういう図になるんだけどまるで老人ホームに迷い込んだような感覚になった。
その前に業務スーパーに寄る。
前に並んでた買い物かご2つパンパンなおばさんが譲ってくれた。
俺は手に少し持ってるだけだったので。
言われて面食らってすいませんと言って好意をありがたく受け取った。
去り際にそのおばさんに再度礼を言うか迷った。
いつもならここで自分の中に発生した感謝の気持ちを抑えて溜め込んだ。
でも俺はありがとうございましたと言った。
なぜなら感謝の気持ちを溜め込んで外に出さないとひどく気持ち悪くなるからだ。
言わなきゃ相手に伝わらない、相手に伝えたいとか言うんじゃなくて、外に出さないとすごい消化不良感が残る。
それを経験的に知ってたから言ってみた。
そしたら、いえいえと返された。
俺の声が小さくて聞こえなかったらどうしようかと思ったけど勇気を出して良かったわ。
これが人間的なまともなコミュニケーションのあるべき姿なんだと思った。
その後も自転車に乗りながらなぜか満面の笑みでこっちに手を振ってきた爺さんと遭遇。そう言えば昨日も出掛けに「雨降らないのに降ってきた」とかいきなり話しかけられたりした。
なんかよーわからんけど、何気ないコミュニケーションがあるだけで割と老人たちに対する印象が和やかになるんだな。ちょろいと言っちゃちょろいが。
今までは老人たちがいっぱいいるゾーンは気が滅入るとか歩くのが遅くてイラつくとかそういうネガティブな感じだったけど。
普通に日常生活を送っている人はおそらく俺の数倍くらいこういうコミュニケーションが発生してる。
老害と出くわしたとしてもそれ以上に普通のじいさんばあさんと接触機会があるからトータルで俺よりかはそれこそ老人たちを見ても「何も思わない」んだろうと思う。
にしても久々に人間としてまともな会話のやりとりをしたな。
以上
1年前