小学生の時、友達がいた。
その友達の家にはゲームがいっぱいあった。
ファミコン、スーファミのソフトがそこらへんに大量に撒き散らされているような家。
その子はドラクエ6をやっていた。
主人公の名前はしゅらだった。
ちなみにその子の名前は5文字で入らなかったからだと思われる。
その子はムドーが倒せなかった。
ただたんに倒せないというのもあったが、その前に記録が消えるらしい。
どの記録もムドーを倒す前のデータだった。
ソフトがそこら編に撒き散らされているような家だから、衝撃で消えてしまうんだろうと思った。
俺はムドーは倒せたが、めちゃくちゃ苦戦した。
初めて倒した時は日曜日の7時半くらいだった気がする。20年くらい前の。
炎の爪の存在を知らずに戦っていたからミレーユがレベル18でスクルトを覚えるくらいでやっと倒せた。主人公はレベル20を越えていたと思う。倒した時初めてポケモンをクリアしたときくらい嬉しかった。
しかし、大人になってからは運にも左右されるが主人公のレベルが14とか15で倒せる。
俺はゲントの杖を主人公にもたせて炎の爪をハッサンに持たせる派だった。
精霊の鎧は主人公に。
炎に弱耐性がある変身前ムドーにも無料メラミ(炎の爪を道具として使うとメラミっぽいもんが出る)。低レベルだと正拳突きでも30とかしかいかないから。対して炎の爪の無料メラミは55くらい。
ルカナンは装備技でその都度解除(せっこ)。主人公はブーメランのダメージがカスなので基本ゲント要因に徹する。
『敢然と立ち向かう』が流れる本気モードになったら、後ろ2人は捨てて前2人で引きが良いこと(凍える吹雪+稲妻コンボがこないこと)を祈りつつひたすら無料メラミとゲント。やばくなったらハッサンもアモールの水。
10回くらい無料メラミを当てれば勝ち。
よくこんなやつ無料メラミ無しで倒せたもんだ。
しかし、このときのような興奮と熱狂はもう味わえないんかなぁ~。
小学校の友達はその後ムドーを倒せたのかんかなぁ。
『敢然と立ち向かう』はドラクエ11にも出てきた。
正確にはオープニングでムドーの城にドラゴンで飛んでいく時に流れる『ムドーの城へ向かう』だけど。
ただ、グランドネビュラを覚えるイベント以降度々盛り上がるシーンで使われてなんだかなーと思った。(敢然と立ち向かうは本気ムドー戦でしか流れないレア曲)
朝からまた昔の楽しかったころのことを思い出した。