サングラスをしていると、こちらの目線を隠すことができるため、向かいからくる人々を遠慮なしに見ることができる。
そして、やることと言えば、顔面偏差値調査である。
普段人の顔をまじまじ見ながら歩くことはできないだろう。しかし、目の部分が隠れていれば、堂々と見ることができる。
なんか主導権を握っているようで気分がいい。お前らはサングラスしてないから、こっちの顔をじろじろ見ることはできないけど、こっちは見放題だぜ!みたいな。
普段、向かいから人が大量に狭い道を通ってこっちに来たら、さぞかしストレスだろう。はぁ、うぜえなってな具合に。
しかし、サングラスをかけていると逆に面白くなる。
人が一列になって、こっちに向かってくるから、一瞬で顔面の評価を下していくことになる。まるでスーパーのレジ係のように、一瞬で評価を下していく。
丸顔、ブサ、鼻デカ、冴えない顔、どこにでも顔、デブ、しゃくれ、まぁイケメンか、これは酷い顔、なんという巨デブ・・・など、頭の中を駆け巡る。
もはや顔面偏差値評価でなく、悪口大会である。