孤独な男の長距離散歩は地獄である。
終始己との闘いだ。
特に土日祝日。
周りの人間の99%が誰かしらといる。
カップル、ファミリー、同性の友達と遊んでる輩、何かのグループ。
みんな楽しそうに街を歩いている。
そんな中俺は孤独だ。
そんな孤独な俺が土日祝に長時間散歩する。
それは孤独感をより強める行為に他ならない。
自分で自分の首を締めている。
街歩いてる周りについて考えないようにしてもどうしても考えてしまう。
そしてその方向は女。
最初は散歩しながらアイデアを探しているもののいつの間にか考えることは女のことばかりになる。
周りの男はみんな女といちゃついてるのに、俺はお預けを食らっている。
悔しい。悔しい。
ただただ悔しい。
だが、それでい・・
いや、よくねーよ。
考えるな、考えるな・・・と抗ってるが飲まれる。
結果、抗えてない。
そして上との比較の触手が俺に向かって伸びていく。
いちいちそれが神経を逆撫でする。
それを振り払おうともがき苦しむ。
どうすりゃいいんだ。
この沸々と煮えたぎる圧力鍋のような感情。
爆発するのを抑え込むために頭を空っぽにしようと頑張る。
そうしないと他者への妬み、嫉み、どいつもこいつもAVみたいにヤってんだろうな的な童貞特有(俺の場合だが)の性行為に対する穿った見方、拒絶の感情で精神をズタズタに引き裂かれる。
雲上人のような女を連れている男を見れば特盛の絶望にさいなまれる。
というかただ単に美人を見てもゲンナリするし、イケメン連れた美人を見ると天国と地獄のような強烈な差を感じて顔が青ざめる。
すぐさま残像を消し去ろうとするも、心のざわつきはそう簡単に消えてくれない。
無理なのか。
女のことをナチュラルに考えないようにすることは男に生まれついたからには絶対不可避なのか?
ち○こがついてる限り無理なのか?
今日、去勢の二文字がちらついた。(まじで)
別に女体化願望はないけど、根本から女断ちをするための去勢。
精神的に穏やかになるための去勢。
女を完全に諦めるための去勢。
ネタじゃない。まじで苦しんでるんだ俺は。
こんなことを2年近く続けていたら発狂してもおかしくないと思う。
自分でもよく耐えていると思う。
なぜそんな思いをしてまで長距離散歩をするのか?
自分でも正直わからない。
体が勝手に動くのだ。
家にいても動画を垂れ流しながらネットやブログ書くだけになる、気晴らしを欲しているのかもしれない。
気晴らしのため散歩。
でも次から次へとヤリが飛んできて、心にブサブサぶっ刺さりながら満身創痍で帰宅。
でもこれがやめられないんだよなぁ~