ほりえもんの逮捕前までの自叙伝。
幼少のころの彼は自分と似てるとこがあると思った。
家族と幼少の頃からソリがあわないとことか、な~んか周りと違うとことか。
誤解されやすいとことか、根は真面目なとことか。(適当)
ホリエモンは幼少期から百科事典を読み漁り様々な分野の知識を得て地力を身につけ中学からプログラミングにハマってスキルを磨いていき、そのスキルを活かして若くして金を稼いだ。行動的。半年の猛勉強(ただし睡眠時間は10時間確保)で東大合格。
対する俺は、生産的な活動は何もせず、ゲームに逃げ、大学に落ち、浪人してFランに入る。
ホリエモンは常に高みを目指してガンガン山を登っていくけど、俺はふもとの冷暖房完備の小屋(すねかじり)でぬくぬく過ごしている。
俺は結婚も子供もいない。(これからも)
養育費は払っているそうだ。
YOUTUBEのどっかの動画で見たけれど、ホリエモンが子供って面倒くさいじゃん、可愛がらないといけないし、確かにかわいいと感じる時もあるけど、ムカツクときもあんじゃん、みたいなことを言っていたが、この本では子供の笑顔は素晴らしいものだと書いてあった。
しかし、仕事優先のホリエモンと家族優先の妻、子育て、家計の管理の価値観が真逆な二人、やがてそれぞれの不満が限界を越えてついに離婚する。
多分まかり間違って俺が結婚して子供が出来たとしてもやがて俺もこうなるだろうなと思った。
ホリエモンは逮捕されたけど何かをなした。
俺は逮捕されてないけど何もなしていない。
ホリエモンは大学時代に普通に彼女がいた。
俺はいまだにいない。
そのときのホリエモンの彼女(有馬さん)はその後ホリエモンの会社(オンザエッジ)に入り一緒に仕事をしていたが、会社を大きくしたいホリエモンと大きくする必要はないという有馬さん。そして別れ、有馬さん会社を去る。
後で何気なくホリエモン→有馬さんのWIKIPEDIAのリンクで有馬さんの項目見たけど有馬さんはすでに故人となられていた。
なんで生年月日が記載されているのになんで現在の年齢が出ていないんだろう?と思ったけど、本文を読み進めているうちに死んだことに気づき、生年月日の下が死没となっていることに気付いた。
ちなみにこの有馬さん仲違いで会社を出て行くときに大事な顧客データが入ったHDDをボコボコにして出て行ったらしい。ヒスアマの怖さを垣間見る。
ホリエモンはいつも周りと闘争したけど、俺はいつも尻尾巻いて逃げ出した。
それはおとなになってもそうで、ホリエモンは何かと闘っていて俺は何かから逃げ出してばっかだった。
ホリエモンは度々負けていた。近鉄バッファローズ買収では楽天の三木谷さんに負け(しかし連日マスコミが報道したため100億近い宣伝効果で知名度急上昇)、ニッポン放送買収ではフジテレビと和解し金銭的に大きな利益は得たものの勝負には負けたと述懐している。(フジテレビをものにできなかった)選挙に出馬するも亀井静香に負け、国策捜査?で裁判に負け実刑ムショ送り。
でも勝利もそれ以上に獲得していたに違いない。知名度を手に入れるため1億で潰れかけのライブドアを買収して知名度と60億円分の宣伝効果を買ってエッジ(オンザエッジ)からライブドアに社名変更して思惑通りに知名度を得ることに成功。更にはソニーを買収してライブドアの社名を捨て(新生)ソニーに社名変更してアップルより先に現在のスマホ的なものをいち早く作って世界一の企業になる、というのが彼の頭のなかにあった計画だったらしい。そしてその後は今もやってる宇宙事業でインターネットから宇宙へという夢を描いていたそうな。
ロケットはともかく、世界一の企業、これって現在のアップルだよなぁ。
ビジネスに一番大事なのはスピードだとこの本に書いてあった。
時間が立てば立つほど競争相手はどんどん増えていきコストは嵩みリスクは雪だるま式に増えていく。そこで手っ取り早くその分野で覇権をとる方法としてその分野で知識やノウハウをすでに持っている会社を買収して合体してその分野で戦っていくという作戦。そんな感じで次々とM&Aを仕掛けていったようだ。
確かアフィリノオトとかいうアフィのサイトにもスピード勝負と書いてあったな。スピードとは無縁だったなぁ俺の人生。
大人になってどういう人間になるかというのは意外と幼少の頃に決定されるんじゃないかとふと思った。少なくとも幼少の頃どういう子供だったかということが、おとなになってどういう大人になるかということに影響する割合が大きいんじゃないか。
特に周りから受ける影響が少ない人間にとってはそれがより顕著になるんじゃなかろうか。
俺はよくもしも過去の俺の周りに俺に好影響を与える他人が一人でもいたのなら違っていただろうなと思う。悪影響を与える他人は多少なりともいたが。
でもそういうどこか他人に期待してして、自分から話しかけることは一度もなく常に話しかけられまちの状態で割りと話しかけられていはいたがその分他人に嫌われたくないという反動が人一倍強くなっていき自分を出せなくなってしまった。この姿勢は改善すべきだろうと思う。でないとまた同じことをくり返し他人とのかかわり合いが息苦しくてしょうがなくなるだろう。
この『我が闘争』を呼んでいくとホリエモンが苦い経験を通して得た教訓めいたものがデールカーネギーの『道は開ける』に書いてある悩みに対する対策法と似たようなことが書いてあった。(自分を変えるのすら相当難しいのに他人を変えようなんてどだい無理な話ということと、人生は短いので小言に関わるなというようなことをカーネギーの本の中で見た覚えがある)
僕は人からどう思われようと構わない性格だ。つまり嫌われても気にならないということ。僕を嫌いかどうかは、僕ではなく相手の問題である。相手を変えようとして努力したところで限界はある。いやそれはたぶん無理なことだ。
そんな意味のないことに気持ちや時間を取られるくらいならば、目の前の自分のやるべきことに集中したほうがいいに決まっている。人生は短い。(p261)
この思考方法はニッポン放送買収騒動以後の強烈な逆風と膨大なバッシングに晒される中で自衛手段として編み出したもので、悪口に対する耐性レベルが格段に上がったと書いてある。
人からよく思われなくてもいいし、まだ人との関わりがあったころの高校時代までの何考えているか分からないけどニコニコしているんでいい人そうな感じの癒し系キャラなんて糞食らえだわ。
自分はそんな人間じゃない。他人にはクソほど関心がないし、自分のことで精一杯で他人からどう思われているかなんて気を配る余裕なんかないはずだし、そこに神経をさく精神的余裕も残された人生の中の時間もないはずだ。
ひろゆきの意見が天才すぎる!「他人の目?まったく気にしませんw ほめられても全然うれしくありませんw」 - YouTube
要は↑を徹底できればいいんだ。
中途半端だとすぐに良い人ぶっちゃいそうなんで徹底。
これをナチュラルにできれば人付き合いで発生するストレスを大幅に軽減できそうな気もする。
その分変人だと思われたり嫌われたりするだろうが、他人の目を全く気にしなければそれすら気にならんのではなかろうか。
ホリエモンの本の感想のはずが最終的に自分の話に着地するというよくあるパターンになってしまった。これも予想の範囲内。
長文になると何ともまとまりがない粗末なものができあがるけど気にしない。