素直になれよ・・・三井
スラムダンクのメガネ君こと木暮公延がグレた三井寿に言った言葉。
スラダンはまぁ大体の人が読んだことがあると思うけれど、素直になれずに俺は悩んでいる。
それは女性に対して。
街で美人を見ると、目を合わさない。絶対に。
見たいのに。
特に着飾って完全武装で見てみて私キレイでしょ!なんてアピールしているのは見たら死ぬぐらいの勢いで見ない。
しかし、俺は思った。
これって、一体どういう感情なんだろうと。
見たいのに見ない。
見ると相手の自己顕示欲を満たす。
チラ見は100%相手に気づかれているから、見られていることは察知される。
俺は現在まだキモいおっさんの域まで達していない(と自覚してる。とりあえず痩せてるし)ので相手も不快な気持ちにはならないと思う。(定かではないが)
そうすると相手が満足する。
美人が男の視線の浴び具合で自分が美人であることを確認しているようで、それが悔しい。
なぜ悔しい?
美人は男に死ぬほどチラ見をされている。
しかしチラ見をしない男がいるとちょっとダメージを与えることができるんじゃないか。そういう変な気持ちもある。(自意識過剰か)また、容姿に関する嫉妬が少なからず含まれる。(ちやほやされてきたんだろうなぁとか、顔のことで悩んだことなんてないんだろうなぁとか)
今日も渋谷の街でいかにもな美人二人組(後ろ姿、一人は横顔を見たが凹凸のある美人系だと思う)の後ろを歩いている時に(ブックオフの前)比較的イケメンのリーマンの人が向かいからやってきた。彼の視線を俺は観察していたが、バッチリチラ見をしていた。おそらくどちらもレベルが高い美人だったのだろう。そしてそんな美人二人組がまさかのブックオフ入り。美人にブックオフは似合わない。
このイケメンリーマンは素直。
美人がいたらそりゃ見るでしょ。というのがやっぱり普通だし何より素直。
美人は見られて嬉しがる。
ならばこっちも素直に見て嬉しがらせればいいじゃん。
それをしない俺はどこかひねくれているか、謎のプライドがあるかどちらかあるいはどっちもだろう。
しかし見たら見たで心臓にダメージを受け、胃がキリキリするから参ったものだ。
とりあえず、人生うまく回っていない原因の1つに素直さに欠けるという自分の弱点があげられるので、ここを少しずつ矯正していく必要がある可能性がある。
美人を見て目があったら微笑むくらいの余裕があればそりゃイケメンだ。(まず目が合わないが)そして目が合わないで笑っていたら変態だ。
まぁとりあえず、ひねくれが俺の人生に悪影響を与えたことは間違いないのでその対極にある素直さを取り戻すことができればちょっとは現状よりマシになるかもしれない。