クソマミレンの愚痴

30超え職歴なし長期引きこもり明けのダメ人間がクソ記事を量産

話しかけたいけど話しかけられない

 


昨日の郵便局の帰り。
メルカリの発送通知をスマホでするためにベンチに座ってたら、横のベンチに男の老人と犬が座った。犬はベンチの上にひょいと乗って伏せの体制になったかと思うとおもむろにくつろぎ始めた。その仕草がなんとも可愛かった。

 

風がピューピューものすごい吹いてたけど、構わずに並んで座っていた。

 

俺は猛烈にその老人に話しかけたい衝動に駆られた。
もし自分のスマホに今は亡き愛犬の写真があったなら、俺は話しかけていたかもしれない。

 

その老人の犬が、俺が飼っていた犬と同じ犬種だったから。

 

脳内シミュレーションもしてみた。

「可愛いですねぇ~僕も昔、犬飼ってたんですよぉ~」


でもそこで詰まった。
その後、相手からどういう返しが来るか想像できずに、会話のキャッチボールをちゃんとこなせる自信がなかった。

 

迷った挙げ句、無言でその場を立ち去った。


結局、話しかけることができなかった。

俺は男の老人すらナンパ出来ないようだ・・・というのは冗談として、

何なんだろうこの気持ち。

 

とにかくすごい話しかけてぇぇぇと思ったのだ。

ナンパとかのスケベ心とかなしに。

 

犬が生きていた頃、死ぬ1年前から虫の知らせかわからんけど、これまで一度も散歩に連れて行ったことがなかったのに、毎日のように一緒に散歩した。

 

そこで度々道を歩いている人に話しかけられた。

自分で言うのも何だが、亡き愛犬は成犬になっても同犬種の他の個体と比べて体重も幼犬くらいのサイズしかないめっちゃ小さい犬で、目鼻立ちがシュッとしていて、そこらへんの犬みたいにマヌケヅラで口を開けてハァハァなんてことはなく、口は常時閉じている。(暑い時以外)知能が高く、我慢強い性格。普段凛としているが、甘えるときは体全体で甘えてくる。顔つきも聡明で、醸し出すオーラも上品なものであり、とあるおじいさんに「キレイな犬ですね」(かわいいとかそういうありきたりな表現じゃなくて)と言われるくらい美人さんだったし(メス)、とにかく目が合う人をすべてをメロメロにした上、別れるときに目で追うらしく「目で追ってる~」と別のおじいさんをきゅんきゅんさせたり、すれ違ったときに「犬飼おうかなぁ」みたいな事言う人もいるほどのまるでペットショップの歩く広告塔みたいな素晴らしい犬だった。多分動物病院でもアイドル的存在だったと思う。

 

自慢が長くなったが、何が言いたいかと言うと、可愛いワンちゃんと飼い主に顔見知りでもない赤の他人が話しかけるということは、別にそんなにハードルが高くない行為なのだ。街歩いている女性に話しかけることと比べたらとんでもなくハードルが低い。ないようなもん。俺の最近のトレンドとして、他人と比べない、見ない、関わらないみたいな非核三原則みたいなスローガンが完成されつつあるが、ワンちゃんが絡むとどうも顔がたれてきて、スライムみたいな顔になってしまう。

 

もしかして、俺が女性と出逢うことがあったとしたら、それは犬を散歩させている女性かもしれない。

いや、うそ。多分女が絡む時点で犬を純粋に萌え~することはできんだろう。(BBA除く)