・散歩
新宿からの池袋。
12時間弱。
・市ヶ谷駅で
自販機の下を覗き込んでいるホームレス的な風体の人がいた。
生まれてこの方初めて見たかもしれない。
駅前という人通りが多い中、汚らしい白髪もじゃもじゃ禿頭の男が一生懸命自販機の下を覗き込みお金が落ちていないか確認している姿を見てげんなりした。
なんか人間として見ちゃいけないものを見た気がした。見たくないものを見た気がした。一瞬で目はおろか顔ごとそちらからそらした。
人間としての最低限の尊厳とかプライドみたいなものが残ってたらあんなことはしないだろう。
周りの人間からどう見られているかということもまるで考えちゃいない。
こそこそする気が全く感じられない。
人からどう思われても構わない
を極めたらああなるんだろうか。
龍が如く7でも自販機の下からお金を収集するシステムがあったと思うけど、あれは虚構の世界でネタ。
でもリアルで全く同じ行為を見たときの生々しさったら。
周りの人間は全く無視。
あとどこかの街で土下座みたいなモーションをして乞食をしているおじさんもいた。
外国人観光客狙いなのかね。
ひろゆきがなんかで言っていたけど、どっかの外国ではビジネス乞食みたいなやつも居て車で乞食してホクホクして帰っていくみたいなのもいるとかいないとか。
そういえば俺も小学生の時メキシコあたりでそんな乞食を見たかもしれない。
まぁもう二度と海外なんていかないだろうな。(金がもったいない)
そういえば新宿の西口と東口をつなぐ地下通路のホームレスたちが居なくなっていた。
あそこを毎回通るたびになぜこんなとこにこんな人が居てしかも行政から見逃されてるんだろうと不思議だった。
大体寝てるか起きて金の勘定とかしてる。
まず雨がしのげる、次に人通りが多いがため、めぐんでくれる母数が多いとかそういうことなんだろうか。
さらにそういえばアキバ駅前の公園で昼間からダンボール敷いて寝てる人を毎回のように見てたけど直近で居なくなってた。
思えば都会にはそういう人を割とよく見かける気がする。
人が無駄に多いためにそういう人を見かける率も多くなるんだろう。
そう考えると都会でのカオス空間遭遇率は割と高いかも。
よく考えるとだいぶおかしいのに、その空間にいる人たちが麻痺して何事も内容に時間が過ぎているという状態。
神宮のジャングルジム火災の動画を見ても子供が燃えてるのに、大丈夫かしら?なんて言ってる野次馬のおばさんを見たときにも似たようなこと思った。
なんというか非現実的な光景を見ると脳が受け入れられず処理することを拒否。
結果、見なかったことにするというようなもんなんだろうか。なんとなく。
身の危険を感じない限り変なやつはつつかないほうが賢明だ。
あと面倒なことになりそうなことも。だから困ってる人を見ても見て見ぬ振り。
でも流石にいきなり路上で倒れたとかそういう人がいる場合は、まともな人が救急車を呼んだのを見かけたとか、呼んだ後到着待ちという現場を通りがかったことはある。
基本的には赤の他人はノータッチ。でも流石にヤバそうとか良心がうずくみたいな場合は助けが割とすぐに入るっぽい。東京でも。
以上
1年前