例えば図書館。みんな読書なり勉強なりをしている。
そんな息が詰まる空間にずっといると、突然叫びだしたらみんなびっくりするんだろうなって思うことがある。
周りの人間をみると、どいつもこいつも、下を向いて勉強している。まるで周りに誰もいないかのように自分の世界にいる。その世界の中で本の中に入り込んで、周囲の空間をシャットアウトしている。
こいつらは引きこもりなんだ。
そう思うことにした。図書館限定引きこもり。
俺は去年までは万年引きこもりだった。しかし、夜には外出していた。要するに金八の健二郎の兄だ。
彼らは図書館で引きこもるだけで、リアル引きこもりではない。
リアルではリアルの楽しみを、図書館では自分の世界に入り込んで楽しむ。
俺とは正反対に楽しいことだらけじゃねーか。ちくしょう!
そんな事を思うと突然叫びたくなる。