・散歩
アキバまで。
・やっぱ俺うつ病かなんかなんかなぁ
いつものように家電店の液タブで落書きをしていた。
そしたら斜め後ろで俺を褒める言葉のようなものが聞こえてきた。
イヤホンをしていたからなんて言っているのかはよくわからなかった。
そのまま立ち去ろうとすると。斜め後ろの若者二人が話しかけてきた。
お上手ですね。〇〇(アニメシリーズ)お好きなんですか?とかから始まって、(描いてたの)〇〇と〇〇(ともにフルネーム)ですよね、とか、家でタブレット使ってますか?とか板タブと液タブではどっちが描きやすい?とかそのようなことを聞かれた。
褒められたことに関しては素直にありがとうございますと返し、アニメのことについては正直に少し好きですと返した。
そのままともに空間をともにしてフェードアウトした。
こういう時、いい年した大人だと沈黙で気まずくなったりするけど、若者だとなんかスーッてそのままフェードアウトしても別にいいかなということで、別のタブレットで少し距離を取りつつ別のアニメのキャラの落書きをしたりした。
このようなことがあったわけだけど、正直褒められても全然心踊るとかなかったんだよなぁ。
普通だと、承認欲求が思わぬところから満たされた場合、すごいテンションがあがると思う。
事実俺も何年か前に楽器演奏で褒められた時は嬉しかった。
でも今日はそういうのがなかった。
イヤホンの上から話しかけて来るくらいだから、お世辞とかではないだろう。若干興奮気味だったから普通に感動(といっちゃ大げさだけど)してるのは俺にもわかった。
こういう時俺は自分に基本的に自信がないので、恐れ多いとか、上には上がいるとかそういう感情が嬉しさと照れくささと同時に出てくる。
今回そういうマイナスな感情が芽生えたことは確かだったけど、以前よりもそれが少なかった。
プラスの感情もマイナスの感情も著しく減退している。
これってもしかしてうつ病なんじゃないかと。
最近、そういえば何もかもがつまらない。
楽器練習への情熱も枯渇してきた。
ポイ活に時間を奪われて疲弊して何やってんだ的な感情にもなっている。
広告を見るという自分にとって嫌なことを連日していたというのもこのうつの原因の一つに違いない。
横断歩道に出くわすたびに緑がピコピコ光って、渡れないときもまたか・・・なんで俺のときだけこういつもこうなるんだ・・・とか細々したところに文句を言いたくなるときはよくない。精神的に割ときてる。
楽器練習もしなくなり、株もしなくなる。興味とか熱意の対象がなくなるとこういう嫌な気分になる。
やっぱり何か没頭するときが俺にとって一番マシな精神状態なのかもしれない。
それが、ポイ活によって時間を細切れにされて、没頭を阻止されている。
新しいゲーム案件にも手を出す気にもなれない。
なにかのミスで嫌なゲームを嫌々云十時間もかけてクリアしたのにポイントもらえませ~んというのも怖い。
株もそうだけど、こう不確実な道を進むのが怖い。
かけたものが無駄になるかと思うと怖い。
楽器練習はかけたものが一応技術という血肉になる。金にはならんけど。
没頭とともに、自分の成長を実感できるってのも精神的に良いというのも経験的にわかっている。
没頭して成長を実感できる。それが金になり生活できるようになる・・・
これが俺の理想なんだけど、そういうのどっかにないかなぁ。
以上
1年前